縮み・色落ち防止
そもそもシルクは光沢や肌触りが優れた素材ですが、想の反面、水や擦れ、アルカリ(普通の合成洗剤や石けん)、高温の水や乾燥機で変質や縮みや色落ちを起こしやすく、日光で黄色く変色してしまいます。
下記の選択方法をご参照してください。
専門店でのドライクリーニングをおすすめします。
汗やシミが付いたまま長時間放置すると、黄変したり生地が弱くなる恐れがあり、できるだけ早くクリーニングに出すようにしましょう。
手洗いの場合
長期的な保管の前などで、クリーニングに出すことが出来ない場合などは、家庭で水洗いをします。ただし、洗濯機は使わないように、必ず手洗いで行います。
30℃以下
30℃以下の水での手洗いが基本です。
30℃のぬるま湯で両手で製品を押したり、湯のなかを潜らせ洗い、生地に負担の掛かるもみ洗いは避けます。
シルクは水に濡れている時は非常に弱くなっているので、汚れのひどい箇所は軽く叩くようにして洗ってください。
生地表面の毛羽立ちを防ぐため、必ず裏返して洗濯をしてください。
中性洗剤
絹製品を家庭で洗濯する場合には、中性洗剤またはシルク専用洗剤をご使用ください。
塩素系漂白剤は生地を傷めますので、絶対に使用しないでください。
脱水
バスタオルなどに包んでやさしく押し、水分を吸わせて脱水します。
ねじったり、絞ったりしないでください。
陰干し
シルクは紫外線に弱いので、日光や蛍光灯の光に長時間さらされると黄変しますので ご注意ください。
直射日光を避け、風通しのいい日陰干しにします。
アイロン掛けの注意
アイロンを掛ける場合は、必ず当て布をし、低温で負荷を掛けないように、手早く行 います。
アイロンはいかに低温でも、生地に負荷がかかり、毛羽立ちなどの原因となります。 出来るだけ行わない方が良いでしょう。
保存
紫外線に大変弱く色褪せ、黄変の原因となりますので、窓際や照明の近くに置くのは 避けることです。
収納の際は、プラスチック容器やビニール袋に入れずに、通気性のよい容器を使用し ましょう。
絹はタンパク質繊維なので、湿気によりカビが発生したり、虫害を受けやすいので、 防虫剤を入れてください。
シミの原因となりますので、防虫剤は直接布地に当てないことです。
防虫剤は、一種類にして複数の種類の防虫剤を使用しないことです。