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シルクの見分け方

シルク(絹)の見分け方は、主に見る、触る、燃やすの三つです。偽物は、とてもよく出来ており、素人が見たり、触ったりしても、ほとんど分かりません。ここでは、見分け方を出来るだけ、簡単に説明したいと思います。

一、触る

本物

シルクを触ると滑らかな肌触りがあり、シルク生地をお互いに擦り合せると絹鳴りと呼ばれる「キュッ キュッ」と音がします。

これは、シルクの繊維断面が、三角形の形をしており、擦り合せた時に繊維が、引っかかり合う為です。


偽物

引っかかりが無いナイロン繊維では、この音は出ません。


二、見る

本物


絹繊維(繭糸・まゆいと)の断面は、半楕円形、または三角形をしており、これが乱反射して優美な光沢を放ちます。その側面を見ると、ところどころに節があり、化学繊維のように均一な性状ではありません。

シルクには、美しい光沢がありますが、本物と偽物を見た目だけで、判断するのは、非常に困難です。


偽物

裏地の素肌に触れる部分は、天然シルクを使い、表地の刺繍部分などに人工シルクを使ったりしている衣服もあります。


三、燃やす

<1>匂い

本物 髪の毛を燃やした時と同じ匂い。 偽物 独特のくさい臭い。

<2>燃え方

本物

ライターを近づけると、火を付けた部分のみが、ジリジリと素早く燃え、ライターを離すと、火は、すぐに消えます。

偽物

レーヨンは、紙を燃やす様にパッと素早く燃えます。

化学繊維は、溶けながら燃え、黒煙を出す物もあります。

<3>燃えカス

本物

シルクは、黒い球状になり、押すと簡単に潰れて、粉になります。

偽物

化学繊維は、黒い球状になり、押しても潰れません。