綿(コットン)と絹(シルク)の違いとは?
コットン 対 シルク



綿(コットン)とは?
まずはじめに「綿」とは、木綿の種から取れる「種子毛(しゅしもう)」の事をいいます。なんだか難しいですが簡単にいうと、 綿(ワタ)の木の種を守るために生える白いふわふわした部分が綿(コットン)になる、という事です。 吸水性・通気性に優れて、また吸収した水分は外に発散されるので、通気性が良く、特に衣料品においてはシーズンを通して快適に使うことができます。 綿繊維は天然撚りと呼ばれる「よじれ」を最初から持っているため非常につむぎやすく、 柔らかくしたり硬くしたりと用途に合わせて最適な風合いを作ることができます。
綿は染色性に優れているため、様々な染め方ができる素材です。 綿はミトン、布巾にも使われるほど耐熱性に優れた素材です。 綿は繊維自体が縮みやすく、シワになりやすい素材です。



絹(シルク)とは?
シルクは肌にやさしく綿よりも優れた吸放湿性など、他の繊維にはない特有の機能性を持っています。 シルク(絹)は古くから、ドレスや着物などフォーマルウェアの分野を中心に、最高の衣料素材としてクレオパトラから卑弥呼まで、 世界中の人々を魅了し、愛用されてきました。優雅な光沢やしなやかな肌ざわりに加え、豊かな吸放湿性、保温性などに基づく 着心地のよさがあり、他の繊維の追従を許さない固有の特性がシルクの魅力です。さらに、近年の科学技術の進歩により、 絹タンパク質の機能の解明が進み、美容や健康にもよいことが明らかにされてきました。
シルクは、蚕(カイコ)の繭から作られるタンパク質でできた天然繊維です。アラニン・グリシン・チロシンなどの、 お肌の成分に近い約20種のアミノ酸が数百~数千も結合した純粋なタンパク質繊維で、 繊維素材としてだけではなく、ひとの皮膚や健康にもよい多くの機能を持ち合わせています。
マルベリーシルクとは 厳しい条件下で飼育下で飼育された蚕から作られた桑の絹は、最も高価で上質な絹です。